不動産探しの決め手は直感!

売買

自分の感覚を信じる

不動産探しを始めて1年以上購入できない人がいらっしゃいます。

  1. 会社を辞めて独立したばかりで売上が安定していない
  2. 貯金が少なく自動車ローンや他にも借り入れがしっかり残っている
  3. 新卒で就職したばかりで、収入が少ない

このような方は、現金での一括購入しか方法がありません。

上記のような金融機関からの個人的な信用度が極端に低いわけでもないのにです。

※融資の審査が気になる場合は、信用情報の開示請求で調べることができます。
2020年12月現在、下記の3つの機関で調べることができます。請求の方法や情報の見方については、別途、記事にしてみたいと思います。ここでは、機関の名前のみご紹介させていただきます。

  1. CIC(シーアイシー)
  2. JICC(ジェイアイシーシー、日本信用情報機構)
  3. JBA(ジェイビーエー、全国銀行協会)

ここでは、社会的信用もあり、予算的にも十分購入できるにも関わらず購入できない人の特徴を考えてみます。

購入できない人の3大特徴

  1. 優柔不断
  2. 完全主義
  3. 勘違い・思い込みが強すぎる

【優柔不断】

優柔不断な人は、本当にもったいないことを繰り返しています。
優柔不断な人は素直な人が多く、人の話も聞くことができるので良い物件を紹介してもらえるチャンスが多いと思われます。なので、ご本人も物件を気にいることが多く、購入のお申し込みをされることも多いです。
それなのにいつまでも契約できないのは何故か?
あとで他人から何か言われることが嫌で、自分に自信がなく、無意識のうちに反対しそうな人に相談することが多いからです。
不動産のように数千万円以上の買い物の相談をされる側の気持ちを想像してみてください。
『あなたが勧めたから、私は○千万円も払うことになったんです』
なんて、絶対に言われたくないものです。

だから無難に『お金は大丈夫なの〜?他の物件もよく探してみた?』と不安を掻き立ててしまうのだと思います。
これで一応、「心配してあげた」と言う立場を作れるからです。
類友とはよくいったもので、優柔不断な人の周りには、『それいいじゃん!買っちゃいな!』と言って気持ちよく背中を押してくれる強くて温かい人が少ない気がします。
素直な性格で人に好かれて出逢いにも恵まれているのですから、最後まで自分の運を信じるブレない強さを持てたらいい買い物ができたも同然です。

【完全主義】

完全主義の人にとって、100%条件を満たす物件と出会えることはまずありません。不動産はその性質上、唯一無二のものであり、また、個人の理想の条件は、個人の感受性によるところが多分にあります。
日当たりを求めすぎると、室内は暑くなりやすく外壁が焼けたりして傷みやすかったりすることもあります。道路が広くなれば開放的かもしれませんが、交通量は多くなります。駅に近いほど便利かもしれませんが、それなりの人混みと騒音は覚悟しなければなりません。
何事もメリットとデメリットの相反する面があります。
完璧に考えられた条件全てに優先順位をつけて、多少のことには目を瞑るゆとりを持つことも大切なことかもしれません。

【勘違い・思い込みが強い】

勘違い・思い込みの強い人は、少しだけ人の話を聞くようにしてください。
勘違いしたり思い込んでいる圧倒的大多数の事実は、予算に関することです。『私は、○○○○万円の物件しか買えない』という上限を決めていることです。専門家に相談することなく独学で計算したら、この価格になりました。実際に話を伺ってみると、3000万円が3300万円に、5000万円は5500万円までといった感じで、約1割ぐらいの差が出てきます。その原因は、金利や支払期間、保証や税金などの計算方法の違いに起因しています。
この10%の違いがとても大きいのです。同じ価格帯の物件を見尽くしても購入する決断を下せなかった方にとって満足できなかったからなんです。10%の予算アップは、そのままグレードが1ランク上の物件に変わることになります。
不動産会社の営業マンに案内されて物件をみているお客様の多くが我慢せざるを得ない差がこの1ランクだと言われています。
例えば予算的に4500万円が限界のお客様が5000万円の物件をご覧になると、すぐにご購入したいと価格交渉の話になってしまい、結果、いつまでも購入できないお客様になってしまうことが多いものです。
人の欲は不思議なもので、手が届きそうで届かないところに強く惹かれるみたいです。
このように本人が購入できる価格帯などを1ランク下に考えていたお客様にとっては、もう1段上のステージから選べるようになると、満足できる物件に出会えるようになります。

個人的にお勧めの判断基準

物件を見た後にすぐに聞くことがあります。

「どうでした?」
「どんな感じですか?」

「えっ???」と不思議そうな顔をされることが多いです。

「第一印象です!」
「よかったですか? 悪かったですか?」という感じで確認させてもらっています。

霊感があるとかそういうことではありません。ただ、人も動物なので、第1印象、その感覚を大事にしたいと思っています。
だから直感が大切なんです。
昼の感覚、夜の感じ。
晴れの日、雨の夜。
感じ方は変わります。

真夏の快晴、じっとしてるだけで汗が流れるような真っ昼間でも、一歩足を踏み入れた瞬間、ぞわっと背筋に電気が流れて鳥肌が立つ時もあります。
そんな物件は深入りしないですね。

逆に

「あっ、なんかここ落ち着く!」
いいご縁のはじまりかもしれないです。

結構当たります。
『直感』大事です。

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