不動産の取引に欠かせない「5つの安心感」を与えてくれるウチノカチ・トチノカチとは

不動産

面白い不動産情報サービスサイトがありましたのでご紹介させていただきます

「スーパーマーケットでお豆腐を買う」

こんな日常的なことは普段の生活で何度も行っているので、「どの豆腐が美味しい」、「どのくらいの値段が妥当」とか「どこのお店が安い」などといった情報を、消費者が手に入れることは難しくない。

しかし、「結婚式会場を捜す」とか「家を買う」となると、多くの人が一生に一度や二度くらいしか遭遇しません。そのため、多くの消費者は情報に触れた経験もなければ、どのように情報を集めれば良いのかもわからず、情報弱者、圧倒的に不利な立場にいることになります。

豆腐を買うときには十円、二十円の値段を気にする人でさえ、不動産取引では数十万、数百万円という金額がおざなりに取引されています。

このような状況に問題を感じ、開発されたのが、不動産価格相場サービス「ウチノカチ」と公示地価・路線価(相続税評価額)・固定資産税評価額サービスのトチノカチ」とのことです。

この2つのサービスが、どれほど消費者が不利な不動産取引の場で役にたつのか、検証してみます。

「ウチノカチ」と「トチノカチ」とは

どちらのサービスも、ユーザー登録(個人情報の開示)をすることなく、無料で利用できるサービスです。

ウチノカチ

ウチノカチでは、マンション、一戸建て、土地、賃貸(家賃)の取引相場(価格)に関する様々な情報を入手することができます。

国土交通省が調査した、過去15年間における合計420万件の取引情報に基づいたデータを基に、築年数や駅からの距離などの状況に応じた評価額を回帰分析により瞬時に算定し、具体的な金額として提示されることが最大の特徴です。

上記の算定結果は、PDFレポート形式で下記のようにダウンロードすることができます。

不動産会社や取引相手との商談時などに手軽に活用することが可能です。

トチノカチ

トチノカチでは、公示地価・路線価・固定資産税評価額など、公的機関の発表する土地の評価額情報を入手することができます。土地の売買という観点というよりは、相続税や固定資産税の算定などに活用するような情報です。

こちらも国土交通省の地価公示や都道府県地価調査に基づいています。全国10,684エリアの情報を得ることが出来ます。

素人にもわかりやすい視覚的な表現

本サービスの一番の特徴は、全くの素人の消費者であったとしても、不動産の「相場感」をただの数字ではなく、肌感覚で理解できるようになることです。

その実現のためにグラフなど視覚的な表現が積極的に活用されています。

例えば下記のグラフをご覧ください。

下部にある、専有面積や駅距離をスライドさせることによって、グラフ内の横に引いてある線が動くようになっています。それによって、専有面積や駅距離がどのように価格に影響するのかが感覚的に理解できるわけです。

算出の根拠となるデータの信用性が鍵

いくら使いやすいサービスでも、算出された価格相場に信憑性がなければ全く意味がありません。

本サービスでは、国土交通省が提供する土地総合情報システムのデータおよび、REINS(不動産流通標準情報システム)に基づき、常に最新データを使用できるように更新をすることで、信頼性の高いデータを基に算出できるような仕組みを整えています。

売買のタイミングだけではない、多様な活用法

ウチノカチはマンション、一戸建て、宅地だけでなく、農地や林地など非常に幅ひろい物件を対象としています。エリアも全国25万地点、2万以上の沿線・駅ということで、こちらも対象範囲が広いことがが強みといえます。

これらの情報は、土地や住宅の購入、売却時の参考資料としてだけでなく、様々な活用方法が考えられます。例えば、マンション価格が築年数に応じてどの程度下落していくのかを予測することができますので、住み替えの実施時期など、人生設計を行う際の有効な情報としての利用価値があります。

トチノカチは、相続税や固定資産税の算定方法についての情報も掲載されており、今までは専門家でしか知りえなかった税に関することについて、自分自身で簡単に算出することがでるようになっています。

これにより、将来的に発生する相続税の納税額や、相続後の固定資産税の税額の概算金額を計算することができるようになります。相続によって、予めどの程度の金銭負担が発生するのかがわかるので、将来を見据えた人生設計を行う際の有効な情報として使用することができます。

操作方法や活用方法が難しいと感じたらYouTubeを見てみよう

本サービスは、ユーザー登録なしに従来ではプロに相談するしか知りえなかった情報をえることができることが強みではあるのですが、逆に言えば、間違った使い方をしても指摘してくれる人がいないので、一度間違ってしまえばそのまま気付かずに過ぎてしまうという弱みを持っています。

その問題を解決するために、YouTube上で動画配信が行われています。動画をみれば、操作手順や価格相場の調べ方などについて理解することができ、間違った使い方をするリスクを軽減できます。

今後は、不動産相場情報の活用方法がわからない初心者のユーザーでも手軽に情報を活用できるようになる解説動画も発信されていく予定のようです。

ウチノカチチャンネル

トチノカチチャンネル

情報弱者のまま不利益を得ない社会を目指して

不動産取引は、多くの人が人生の中で一度や二度くらいしか遭遇しません。

その経験不足が原因で、不動産取引は不動産会社側から提供される情報のみに依存する傾向があり、圧倒的に消費者が不利になりやすい環境が出来上がっています。

インターネットであらゆる情報を得ることができる時代にはなりましたが、不動産に関する知識が皆無であれば、どのような情報をどのように収集したら良いのかがわかりませんし、そもそも情報を分析することができません。

そのような、情報弱者が不利益を得ない社会を目指して、「ウチノカチ」そして「トチノカチ」のサービスはスタートしたそうです。

不動産会社から一方的に提供される情報をそのまま信用するのではなく、自分自身でも不動産の「相場感」を理解することで、商談は一気にお互いが平等の立場になり得ます。

ぜひこのサービスを有効活用して、恐れることなく不動産取引を行ってください。

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