住宅地の固定資産税は1月1日の登記簿で決まる
『何で解体工事は年内に終わらないの?』
すっきりとして新しい年を迎えたい。普通このように考えますよね。でも不動産業界で長く働いたことのある人にとっては、終わらせないでね!が当たり前になってる仕事。それが解体工事。
これは、だらしない。とか、いい加減。とか、ルーズ。。。な訳ではなく、正当な理由があります。
建物を壊して更地にする理由もいろいろあります
- 古くて危険になったから
- 新しく建て替えるから
- 住まなくなったから
- 駐車場にするから
- 土地を高く売りたいから
- 相続した土地を国に渡すため(今後あるかも。。。)
など
- 年内にケジメをつけてスッキリと新しい年を迎えたい!
- 4月の新学期にむけて駐車場の整備まで終わらせたい!
- こんな気持ちで、年末に解体される方って多いのでは?!
- 少しは不動産業に馴染みのある方
- 税金の勉強をされたことのある方
- 以前、キッチリしすぎて痛い思いをされた方はご存知だと思います!
【解体工事は正月の初仕事】これ、かなりの節税になります。
節約する税金は、固定資産税(ところにより都市計画税もですね)。
毎年、各不動産の1月1日付登記記録の所有者に課される税金です。
不動産の評価額に一定の税率をかけて計算されます。評価額に一定の・・・この評価額が問題になります。土地の評価額は、建物が建っている敷地だととても低い評価額になっています。この同じ土地の上の建物を壊して更地にしてしまうと評価額が一気に高くなってしまいます。
だから税金を安く計算してもらうために役所が確認する1月1日時点の登記記録には建物が建っている状態である必要があります。そのために、解体工事は年を跨ぐことが多い。
知らないともったいないことになりますよ!(税金は国民の義務。そんなことをしてまで節税なんかしない。という方には失礼いたしました。)
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