日本人であることの幸せ
日本に生まれてよかった
紛争、難民、どちらも自分には関係のないただの紙面の上のことだと思ってました。戦争の話すら直接聞いたことがありませんでした。
でもそれは現実で、いまもあの時もそこに関係している人たちがいて、圧倒的な理不尽さの中であがき苦しみながらもできる限りの努力をしていることを知りました。どんなに苦しい中にいても、『なぜ自分がこんなことをしているんだ?!』と弱音を吐くことなく『もっと何ができる?』そんな気持ちで現場にいるそうです。
食べるものがない。そんなのは日常的で、手を洗う水すら貴重で、使いまわしてることも聞きました。
ワインを飲みながらそんな話を聞いてたと思う。いまでもビールを毎日飲める生活をしている。これって、当たり前じゃないんでした。でもつくづく思う。日本人でよかった。
後ろの効果音が大きすぎて声が聞き取り辛いです🙇「ごめんなさい💦」
8.2016年5月19日 クルージング
今日で、ロンポス先生ともお別れ。
クルージングの間に行われる様々なイベント・講演会・自主企画など盛沢山。
各年代・性別問わず、一人ひとりにとっての今後の人生の指針となることが多い。
僕(今年50)の年代の参加者が、一番少ないと思う。だから、どのイベントに参加しても、必ずそこに得るものがあり、また考えるきっかけ・答えがあった。
まず自分が日本人でよかったこと。日本で生きられることの幸せ。ここまで真剣にこれまでを振り返り、将来設計、そして、今何をしよう?と、あらためて考えるなんて思わなかった。
自分の傲慢さばかりが、思い出される。そのときは、ただそうしたかっただけのこと。1人で生きることなんてできもしなかったのに、あたかも自分ひとりで生きていける。だから他人を見下し、口先だけで押さえつけ、自身の利益を中心にしか行動しない。いまでもその全てが悪いとは思わないし、そうしてきたことによってやり返されたことがあったから今の自分があるのだろう。
“GIVE & TAKE” 先に与えることの難しさ。多くの日本人は、理解していることだ。
少しずつでもはじめてみよう。
自立。あまり自信がなくなった。
コミュニケーション能力。もっと自信を持とう!
他人との関わり。『好きか嫌いか』から、『好きかどうか』。これからも、今まで以上に新しい出会いがあると思う。また万人と付き合う必要もない。でも、相手を不快にさせることは無くしていきたい。だから、この判断基準は、絶対に変えようと思う。
もっとも重要な人生の秘訣。『自分と他人の比較を絶対にしないこと!!!』(いろんな場所で、いろんな人から何回も聞いたことのある言葉。でもこれって簡単じゃないんだよね。)
いまこのボートには、1千を超える人が乗船している。僕たち客、運営側のスタッフ、そしてボランティアの人たち。
僕が思う年齢構成、10代から30代前半が2割(運営スタッフさんたちが、その半分くらい)、30半ばから50代が1割、60以上のかたがたが7割くらい(団塊の世代の終わり頃の方たち)だと思う。実際の日本の縮図を、このボートがあらわしていると思うが、日本にいるときとまったく異なる点がはっきりしている。
日本にいるといまの若者は元気がない。とよくいわれるが、ここにそんな若者は1人もいないと思う。皆明るく元気で礼儀正しい。一人ひとり全員が、将来を見据えてゆっくり考えるためにここにいると思う。
多分7割を占めるであろう僕らの先輩たち。まだまだ物凄いエネルギーをお持ちの方ばかりで圧倒されることが多く、また見た目も若い。+10。年齢の話になると本当に当たらない。
このような先輩方にお願いしたい。
日本をここまでの国にするために、本当に多くのことを犠牲にして頑張って働いてこられたことに感謝以外の気持ちはありません。
余生を好きなように楽しまれることも大賛成です。
そのお時間の中から、ほんの少しで結構ですから、ご家族以外の方に対しても目を向け、叱咤激励、ご指導していただけませんでしょうか。進むべき方向が分からないだけです。エネルギーも有り余っています。よろしくお願いします。迷える若者(???)を代表して。
田口さんとロンポス先生の「ドイツとギリシャの比較対談」も無事終了。
ロンポス先生のピースボートご乗船およびご講演の終了を祝しての打ち上げ開始。毎日飲んでる。
たった数日のお手伝い。多分この1ヶ月のクルーズで、一番影響されることになる時間だったんだろうな。マットも気を使ってくれたのか先生の隣の席に着かせてくれたり。楽しかったな。でも、他の水パの皆ももっともっと先生と話したいだろうと思ったから、「僕はもういっぱい直接話もしたし、今後も約束したことの連絡等で話すこともあるし、再開する機会もできるかもしれないから、他の水パさんにこの席お譲りします。」って、マットに伝えてたら、いきなり横からロンポス先生、”When? What? My friend! “ だって!本当に優しいお茶目な先生だったな。(結構しんみりモード突入)
さ~、帰国したらやることがいっぱいできたぞ!“See you again, Dr.!”
それから、「マット、ごめんなさい。すき放題、沢山要求したこと、企画の実施、忙しいのに作業増やしちゃって。」
第91回ピースボート フライト&クルーズ日記 ひなひな(船上ニックネーム)著
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