ポルトガル
典型的な観光地といった感じでした。ガイドブックを見るだけで1日の予定がすく出来あがりました。ただ先日の大失敗のこともあるのであまり無理な予定を立てられなかったことを思い出しました。
観光するのと生活するのとでは全く異なります。この日に立ち寄ったところは全て観光地でした。次は生活圏を覗いてみたいと強く思いました。
公共バスの運転は本当に荒っぽかった。よく事故や喧嘩が起きないものだと感心してしまいます。
9.2016年5月20日 リスボン ポルトガル
今日は、ピースボートお勧めの観光地とポルトガルの代表的な特産物をきちんと勉強しての出発です。
お勧めスポット:4月25日橋、ユーラシア大陸最西端ロカ岬、石畳の小道、エルアルド公園、ベレンの塔、発見のモニュメント、ジェロニモス修道院、シントラ(避暑地)。
特産物など:カーネーション(4月25日をリスボンの春と呼ぶようになった理由、軍事的クーデターを平和的に解決した記念日)、コルクの木(世界のコルクの50%を占める)、スイーツ、トラム(路面電車)、魚介類、ポートワイン、幸運のシンボル「ガロ(雄鶏)」。
ポルトガル語:運命・音楽「ファド」、ありがとう「オブリガード(男性)」「オブリガーダ(女性)」。
さあ出発。リスボンの港に地下鉄の入り口からバス停まですべてそろっている。
今日の目標は、ロカ岬に行って、ジェロニモス修道院を見、コルク製の靴を買うこと。
いきなり地下鉄の切符売り場でトラブル発生。先に下船し、地下鉄乗り場へ下りていったピースボートの乗船客が、駅員と至る所で揉めている。原因は全員、切符の買い方が分からない。すさまじい光景だった。
僕も挑戦、はい撃沈。画面はなんとなく先へ進んでいくのだが、お金(札)を入れると、しばらく固まり、両替されたコインが出てくるだけ。外国人のジャーリストで乗船している人も同じ状況。結構広い駅なのに、罵声まで聞こえ始めた。
さーどうする?7時になり、レンタル携帯のお店に人が入っていったので、オープンと同時に入店し相談。とてもいい人で、一日の行動予定を聞かれたので、何とか説明すると、一日乗り物フリー券ではなく、料金にあわせた金額のカード(€10.50)を売ってくれた。その上、地下鉄マップをもらって、そのマップに乗換駅とフラットナンバーまで教えてくれた。
同船者の方々に、話を伝え、混乱を尻目にさっさと改札通って、地下鉄のホームへ。通勤時間と重なり車内は、日本の電車と大差なし。すごい多くの通勤者。2駅で乗り換えだからそんな苦痛にはならなかったが、きちんとしてまじめな国民性を感じた。
乗り換え方まで聞いておいてよかった。一旦地上に出て、乗り換える電車の駅へ移動。こんなの分かりっこないでしょ。例えは、東京のはずれの押上駅で地下鉄から京成線への移動に似た感じ。(あれっ、いまスカイツリーだっけ?)
まるで東京駅そのもの。こんな立派な駅なの?そこからは終点のシントラへ。
今度は逆に、車内はガラガラ。そりゃ遊びに向かう電車に乗る9割以上は観光客。皆仕事してるよね。移動の仕方、他人への配慮、日本より道徳や教育が徹底されているんじゃないかな。
シントラの駅で、ロカ岬行きのバスを探してたら、「ピースボートの方ですか?」って声をかけられた。女性の3人組。「卒業旅行?」って僕。なんか嬉しそう。3人ともアラサーの社会人だって。そして、事前調査の素晴らしいこと!分単位で一日の行動を調査済み。行程予定が僕と同じ。「1日、同行させて」とお願い。「いいですよ!」。これも、ピースボート。
ほっそい石畳の山道を大型バスが高速運転。さすが世界遺産になる街並の素晴らしさ。バスの移動中も写真を撮りたいんだけど、ジェットコースターからは撮影できません。
ロカ岬に到着。どうやら1番乗り。ゆっくり観光できました。
とっても風が強くて、とっても寒い。さらに霧がすごくて視界不良。一瞬の霧がはれる時を狙って写真撮影。メキシコ海流の暖かい海と上空の寒気の寒暖差で、海上に霧が発生し昼の海風で、常に視界不良の場所みたい。
そろそろ次へとバス停へ向かって歩いていると、次々とピースボートのツアーバスが来る。 滞在時間約15分だって。皆さん急いで岬の先端へ向かってる。少しでも霧の少ない瞬間があるといいですね。
バスと電車を乗り継いで、ベレンに到着。まずは、発見のモニュメントを見に行きました。今の時間は、2時少し前、皆腹ペコ状態。美味い魚貝類の料理を食べたいけどレストランに入ったら、ジェロニモス修道院か買い物のどちらかは諦めることになる。だけど、空腹には勝てない。広場の出店でホットドックの昼食(立ち食いしながら修道院へ向かう。)空腹に勝る味付けなし。冗談抜きで美味かった。
ジェロニモス修道院のチケット売り場は大行列。全然進まないよー。テープで仕切られたツアー専用の入り口は、渋滞なし。ロカ岬の仕返しかい?!
さすが女性。判断早いよー。このまま並び続けても、ゆっくり鑑賞できそうもないと分かると即次へ。買い物するため港近くのショップ通りへ移動することに。
バスか路面電車を待っていたら、タイムズアップ!ここまで入念に事前調査していたこと、そして気持ちよく同行させてもらった感謝として、僕が持つからとタクシーで移動。15分も乗ってないと思う、料金€10以下。修道院の入場券より安かった。
僕がほしかったのは、コルク製の靴オンリー。取り扱ってたショップは、1件のみ。自分のサイズがなく断念。時間通りに戻ることができました。同行させてもらった3人の女性たちに、「オブリガード!」とても楽しい一日でした。
追記:今日一緒にいて感じたこと。女性ってすごい。3人のうち1人の女性と僕は、何とか英語で意向を説明したが、なかなか正確に伝えることができなかった。他の二人は、日本語だけで問題解決してくれました。それから買い物、別の店の売値を記憶し「あっちのほうがいくら高かった。」、「ここ安いよ!」と平然と会話してます。僕には絶対にできない芸当。ただただ脱帽。これも凄い。日本語だけで、すべてディスカウントさせて買ってました。
この国なら移住してもいいな!
第91回ピースボート フライト&クルーズ日記 ひなひな(船上ニックネーム)著
コメント