お問い合わせや相談するときは、自ら名乗って、その後本題に移られた方が絶対にお得です

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『はい。朝比奈です!』ご縁の始まりかもしれない。会議や打ち合わせでどうしても電話を取ることが出来ないとき以外は、できる限り早く電話に出るようにしています。お客様が時間と手間と電話料金を使ってまでご連絡をくださったのですから、当然のことだと思います。それほど問い合わせや反響のお電話は嬉しいものです。

こんなにメリットしかないように思える相談の電話。それがたった一つの些細なことで、相談者と相談を受けた側の双方にとってただの時間の無駄使いになってしまうこともあるので注意したいことです。

まず名乗ろう

  1. 「武蔵小杉にある小さいアパートの測量って、いくらでできますか?...」
  2. 「1棟の分譲マンションの半分を購入しようと思うんですが、無料で査定してくれる会社を探しています。対応してくれますか?...」
  3. 「12万円の表題登記の見積りはあるのですが、おたくの近くなので9万円込々で出来ますか?...」

電話を受けたとたん相手の方が話してきます。こちらは、『はい。朝比奈です』としか応えていません。この後も少しの間、一方的に話されています。そして最後に、「…ということなんですが、如何でしょう」。

『申し訳ありません。詳細が分からないのでお答えのしようがないのですが…。少し質問させていただいてもよろしいでしょうか?』

「どこがわかりませんか?」

場所、規模、時期、目的、さらにお名前も分かっていません。名前と電話番号を言ってしまうと執拗に営業があるとご心配なのかもしれません。その気持ちは理解できますが、こちらも感情があります。あえてこちらから伺うこともないなぁ、と思ってしまいます。そして、他の打ち合わせ中や現場に出ているときに長電話もできません。いったん電話を切って、折り返しご連絡させていただくことが最善の方法だったかもしれません。

いつまでも一方的な質問ばかりで会話が出来ないまま、お名前も連絡先も分からず仕舞いの電話は、5件に3件くらいあります。簡単に解決できる案件で、ご相談者が満足されるお手伝いが出来たかもしれないと思うと、双方にとってもったいない話です。

的確に質問できる相談者は少ない

何をどうすれば良いか分からないから相談してるということを自覚しよう。みんな誰でも自分の専門分野以外は、ただの素人です。分からないことが分からないから困ります。立場が変われば状況も変わります。正確に伝えることって実は大変難しいことです。

目的と希望、そして現在の状況だけを簡潔に伝えられるようにまとめておきましょう。素直に正直に事実を伝えることが出来たら、あとは任せてしまうことです。ご縁があるから相性のいい人に出会えるし、少し話して、この人とは…と感じたら、丁重にお断りしてまた次の方にご相談してみてください。

簡潔に伝える

たとえば上記3つの問い合わせですが、次のように話してみたら如何でしょう?

  1. 「○○○と申します。相続で取得したアパートの建て替えを考えているのですが、測量の見積りをお願いできますか。場所は武蔵小杉で住所は、...」
  2. 「◇◇◇と申します。一棟の分譲マンションのうち、複数戸を投資用にバルク購入しようと検討しています。相場価格を知りたいのですが、御社では、無料査定をされてますか?」
  3. 「✕✕✕と申します。貴事務所の近くに建物を新築しました。表題登記をお願いする土地家屋調査士を探しています。相見積になりますが、見積もりしていただけますか?当方の予算は、9万円を考えています」

これなら私も答え易く、質問もしやすくなります。

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