境界の見方
地積測量図からわかる大事なこと
- 方位
- 土地の広さ
- 土地の形状
- 土地の各辺長
- 境界標の種類
- 地番
自ら法務局へ行き、土地の地積測量図の写しを取られる方はいないと思います。
でも不動産の売買を経験したことがある方は、境界の立ち会い確認をご経験されたことがあるのではないでしょうか?
その時はよくわからないまま署名捺印しませんでしたか?
境界標を確認することは大事なことです。
自分の所有地と他人の所有地を分ける境だからです。
この境界線があやふやではっきりとしないことが隣人トラブルの始まりになります。
代々受け継いで来られた土地や何年も所有していた土地に関する図面が権利書と一緒に金庫にあることが良くあります。
その図面の見方を少し理解しておくことが、境界トラブルを未然に防ぐことに役立ちます。
ここでは、これを知っておくと立会確認で納得できるようになる大切な一つのポイントと、代表的な境界の写真と境界点の位置についてまとめさせていただきました。
三斜求積(三角形の面積計算)から分かること
【 底辺 × 高さ ÷ 2 】三角形の面積計算の方法。
この三角形をつなげて求積する方法が三斜求積法です。 この三角形の特徴を理解すると現地の境界標の位置が動いてしまっていることが発見できることがあります。
三角形の一つ一つの辺は全て直線です。これを利用して図1の図面をみると、三角形ACFと三角形CGFの2つの三角形で求積されています。
三角形の一辺は直線です。ACとAFは当然直線です。ABCとAEFも直線ということになります。もしも、点Bと点Eが曲がり点だとしたら、求積するための三角形は、三角形ABE、三角形EBF、三角形BCF、三角形CGFの4つの三角形の面積で求められることになるからです。
同様に図2を見ると、②は、直線①③上の点。④は、①⑤の間にある曲がり点ということがわかります。よって、現地の境界杭を確認するときには、直線①②③、直線①④、直線④⑤、直線③⑥、直線⑤⑥を立会確認することになります。
境界点はどこ
よく見かける境界標識とその境界標識のどこが境界点を示しているのか分かる写真を添付しました。現地確認の参考にしてください。
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